製品仕様書
標本の種類 | WB/プラズマ/血清 |
標本容量 | WB:30μL;血清/血漿:20μL |
反応時間 | 12分 |
サンプル容量 | 80μL |
検出範囲 | 1〜1000IU / mL |
臨床的な意義
IgEの濃度の上昇は、一般的にアレルギー性疾患との関連で考えられています。ただし、循環する総血清IgEの量の増加は、原発性免疫不全症、感染症、炎症性疾患、悪性腫瘍など、他のさまざまな疾患でも見られます。総IgE測定は、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)を除いて、アレルギー性疾患が疑われる患者の診断評価には限られた有用性しかありません。特定の診断濃度は特定の患者の特徴に依存しますが、総IgEの上昇はABPAの診断基準の一部です。
アレルギー性疾患の診断が確定している患者の場合、オマリズマブ(抗IgE)療法の候補者を特定し、適切な投与量を決定するために、総IgEの測定が必要です。
意図的な使用
✔アレルギー性疾患、原発性免疫不全症、感染症、悪性腫瘍、またはその他の炎症性疾患を含む、総免疫グロブリンE(IgE)の上昇に関連する疾患が疑われる患者の評価。
✔アレルギー性気管支肺アスペルギルス症が疑われる患者の診断評価。
✔オマリズマブ(抗IgE)療法の候補者の特定。